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2.112016
快適な住まいづくり(大野城市)~戸建てリノベ編~②
■イメージの共有と予算たて
共働きの若い夫婦ですが、夢のマイホームへ向けて、休日のたびにショールームへ
出かけたり、資料集めと、とても熱意が伝わってきます。
【主なご要望】
- ユニットバス、洗面化粧台、トイレは取替え
- キッチンは壁付けから対面式に変更
- 無垢板のフローリング
- 1階の収納スペースを増やす・・・など
キッチンを移動させたり、収納スペースを増やしたりするには、
間仕切壁を取り払わなければいけません。
旧図面を見ながら、「ここの壁は外せるだろう」と予想はできますが、
「剥がしてみないとわからない」というのが本音です。
元図面と違う構造や柱の位置が違う等で別の補強費がかかることも多々あります。
また、初見の現地調査で気になった、階段のキシミや外壁の状態から、
修繕やメンテナンスにかかる費用を確保することも大事です。
そういった、中古住宅の注意点を説明し見積りに入ります。
同時進行で、ショールームで気に入った商品をご夫婦に選んでもらうと、
かなりグレードの高いものでした。
(ショールームではテンション上がるので気持ちはわかります・・・。)
とりあえず見積りを出すと、やはり、最初の予算よりオーバーしました。
ご夫婦の夢や熱意もわかりますが、プロとしてアドバイスもしていきます。
設計士が”イエスマン”では後々のトラブル原因となります。
築18年の中古住宅にどこまでお金をかけるか、将来的に建替えや、
耐用年数から修繕費やメンテナンス費用を考慮し、着地点を見い出していきます。
多少グレード・仕様を下げ、工事範囲を抑えることを理解してもらい、
(納得されるには、時間がかかるかもです。)なんとか予算を決定しました。
ご近所にごあいさつをすませ、
工事準備に入ります。
■ショールームでのワンポイントアドバイス
ショールームでは一番目立つ場所にグレードが高い商品がステキに展示されています。
色々な機能、特色に触れると、あれもこれも欲しくなってしまいます。
初めて行ったときは金額を気にせず、楽しみながら選んでみるのもいいでしょう。
意外と自分の好みも分かったりします。
次に行ってからは、冷静に、本来欲しかった要望など考慮し、品定めして下さい。
専門家(設計士・担当者等)に同行してもらえば的確にアドバイスをもらえることもあり、
時間短縮にもなります。
■設計のためのワンポイントアドバイス
最初のご要望はとにかく出し切ることです!
イメージ、キーワード、趣味、色、香、肌触り、
過ごし方、不愉快なこと、幸せなこと、写真、等・・・
直接住まいづくりに関係ないようなことでも、
表面的にも潜在的にもデザインに活かせる大事な要素です!
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